ウィニーと言えば、クマのプーさんの本名だよね。ところが、そんな可愛い印象から、今では個人情報漏洩という難いマイナスイメージで知れ渡ることに。じゃあウィニー使用がなんでイケナイのか? 説明できる人は意外に少なかったりするのだ。
(2006年8月号)
いまさらユーザー増殖中
ウィニーは、匿名にて電子ファイルをネット上で交換できるソフト。ご存知のように利用には問題有りと言われながらも、現に国内100万人のユーザー間で盛んにファイル交換が行われている。ウィニーを開発したのは、日本人プログラマー。開発者は、「ソフトを開発し違法コピーを容易にした」として著作権法違反ほう助罪に問われている。裁判が続く中、ウィニーは名前だけが一人歩きして、あたかも爆弾のような危険なイメージが広まっている。日本政府が特別級扱いで国民に不使用を呼びかけたことで、こどもでも知ることになる。一方でネット初心者が新たにウィニーを知るきっかけとなり、いまさらながらユーザーが増加中という。情報漏えいというマイナス面よりも、正規版ソフトを無料で入手できるという側面がウケて、新規ユーザーの増加が後を絶たないというなんとも皮肉な事態だ。
いまさら聞けないウィニー
ウィニーに関わらず、有料ソフトを勝手に交換する行為は、明らかに違法である。しかし、ウィニーは通信手段を提供するに過ぎない事を理解して欲しい。さて、同じような原理で動いているソフトにMSNメッセンジャーやIP電話のスカイプなど有名なソフトがある。P2P形式と言い、ユーザー同士を1対1で直接結び付けて通信(おしゃべり)ができるものだ。ウィニーがあるからデータ流出するのはなく、ウィルス感染すればどの環境でも大差はないと言える。
P2Pソフトが、違法コピーの温床とみなされ、データ漏えいの元凶とされるに伴い、ウィニーが悪の代名詞となった形だが、利用者によって悪用されたとも考えられる。実のところウィニー利用者を標的にしたウィルスのANTINNYが情報漏えいを引き起こすのであって、ウィニーには罪はない。ウィニーはファイル交換用の独自のネットワーク機能がある。ファイルを公開する際に「Upフォルダー」を定義する。ウィニーユーザーを狙ったウィルスに感染すると、このUpフォルダーへ勝手に個人ファイルがコピーされちゃう。後は、ウィニーの基本機能と豊富なネットワークを使って100万ユーザーのところに配られることとなる。
「ANTINNY」のほか、危険なのは「山田オルタナティブ」。感染すればCドライブが丸ごとネット上に公開されちゃう。つまるところ、そのマシンが勝手にWEBサーバー化しちゃうのだ!

ウィニー起動画面 ダメと知っていてもなかなか止められない強い魅力があるらしい
中国版ウィニー?BTとは
ここで、中国版ウィニーとも言えそうなBitTorrent(通称BT)をご紹介しよう。ソフトは、中国産ではないけど、映画データなど巨大ファイルの交換が速いことから中国で爆発的に広まり、利用者は三千万人。プログラム的には、非常に優秀なファイル交換技術らしく、ネットユーザー間での知名度は96%、「知らない」はわずか3.5%と言う超メジャーソフトなのだ。この国では、何かとネット規制が厳しいとされる中で何とも大らかな話しだ。しかし、速さが売りだけに設定をちゃんとしないと、会社のネットワークの大部分がBTに占有され、同僚に多大な迷惑が掛かる。なぜか残業時間帯に活躍することでも有名。中国語で「変態」のことをBiantaiというが、最近はBitTorrent使いの人もこう呼ぶ。ウィニーのユーザーと同様に著作権法違反に問われる可能性も十分に含んでいる。あなたの会社のネットワークは大丈夫かな?

BitTorrentの起動画面 とにかく速いらしい
ウィニーへの有効な対策は、安部官房長官のメッセージ通り「PCでウィニーを使わない」ことが一番。そして、会社で使うようなことは絶対に止めるべき。ここまで言っても止められないのだから、ファイル交換には相当な魅力が潜んでいるようである。個人の場合で、どうしてもウィニーを使いたいならウィニーと目的のデーター以外に何もない専用PCを買う位の覚悟で使ったらどうだろうか。
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PCを使っている時「こういう時どうしたらいいかなぁ」「こんなこといまさら聞けないよ」
ってことがあると思うけど、そんなときはぱそ次郎に聞いてみよう! |
Q: 不気味なウィルス対策ソフトをダウンロードしちゃった
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「貴方のパソコンは『ブラックウォーム』に感染される恐れがあります。ご覧のセキュリティソリューションをダウンロードするのお勧めします」という表示が出てきて、「×」でも画面が消えなかったんだ。結局そのWinAntiVirusProというソフトをダウンロードしちゃったけど、使い続けて大丈夫かな?
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A: 危険だからすぐに使用を止めて!
根拠のない自作自演のウィルスを検出して「修復するにはソフトを購入しなければならない」という詐欺商法だよ。昨年、ウィルス対策に見せかけたインチキソフトWinFixer2005が出回ったが、今回は同シリーズの最新版みたいだ。あなたが今回ダウンロードしたものは試用版だけど、購入してもソフトの効果がないだけでなく、キャンセルの手続きが取れなくなったり、クレジットカードの番号が取られる可能性が高い。
(このソフト、現在でも丁寧にバージョンアップを重ねています)
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ぱそ次郎への質問、皆どしどし応募してね~ |