「昨日まで正常に動いていたのに、突然変になってしまって‥」ぱそ次郎の所に持ち込まれる相談内容は多種多様。入院や外科手術が必要と判ってションボリしたPCを見ると考えてしまう。ユーザ側にもう少し予防の心得があれば重症にならないで済むケースも多い。今月はトラブル対策講座だよ。
ハードディスク・クラッシュ
なんと言っても一番痛いトラブルは、せっかく作ったデータがどこかに行ってしまうハードディスクのクラッシュ。他のパソコントラブルより発生率が極めて高い。クラッシュしてしまたパソコンの症状は、こんな感じだ。
ハードディスクがクラッシュすると電源を入れても黒い画面のまま、見慣れた起動画面すら出てこない。保存したデータも受取ったメールも取り戻すことができない。
ハードディスクのクラッシュは、突然起こるわけだが良く観察していると前兆が判る。
クラッシュの前兆:
1. 太鼓のような変な音が聞こえるようになる。「ポンポン、カタカタ」
2. 不規則なフリーズが多くなる。
3. 勝手にスキャンディスク画面が起動するようになる。(WindowsME)
4. デフラグツールが最後までできなくなり、同じところで止まる。
予防と対処方法:
1. デフラグ等のツールは時として弱ったハードディスクを痛めるだけ。数度デフラグを試みて失敗したら、それ以上触らない。バックアップできる状態であれば、別のメディアに必要データを保存することが最優先。
2. ハードディスクは外的振動に弱い。電源をONのままでPCを移動しない。ハードディスクが頻繁にデータを参照している時に、パソコンを持ち上げるだけで損傷を受ける可能性が高い。乗り物で走行中の使用は危ない。
3. WindowsMeバージョンのOSは避ける、Meはフリーズが多いことでも知られている。フリーズが多いとリセットの機会が増える為、ディスクへの負担も多くなる。ME搭載機なら、98か2000に入換え可能。
4. 太鼓のような「カラカラ」「ポンポン」というような音が聞こえ出したら、早めにCD-ROMなど外部のメディアにデータのバックアップを取るようにしたい。パソコンの中で小さい人が太鼓を叩いているのではなく、(言わなくても判るって‥‥)クラッシュの前に起こる典型的な現象だ。リズムに合わせて踊っている場合ではない。
5.Seageteが無料配布している「HDD Health」のようなソフトを常駐させてハードディスクの健康状態を見ておく。ヘルス状態を表す帯が赤くなってきたら危険性が高いことが把握できる。HDD Healthは、ハードディスクの健康状態を診断して、ハードディスクの故障発生を予測するソフトだ。

クラッシュで再起不能になったハードディスク
ウィルス感染
ウィルス感染の場合は、クラッシュのように物理的な損傷を受けることは稀だが、メールを中心に仕事をしている人には切実な問題となっている。最近の傾向として自覚症状がないものも多く無防備なユーザのパソコンが発病したまま長期間放置されることもある。「LAN接続」サービスを良く理解できないままインターネットを利用している人もいるので、ぱそ次郎の心配の種となっている。自覚症状がないウィルスの方が悪質で、ハッカーがおとなしくデータを盗み出していることもあるので注意が必要だ。

こちらは感染症状が明確なパソコン
対処方法:
ノートンアンチウィルスなど対策ソフトや駆除ソフトの最新版を揃えること。ぱそ次郎の会社では、感染したパソコンの修理を毎日何件も行っているが、ぱそ次郎のマシンが感染したがことは9年間で2回しかなかった。感染してしまった人の9割以上は何の対策もしていなか、古いウィルス対策ソフトを更新しないままになっている。
処理速度の低下
新品の頃、どんなに順調なパソコンでも2年も経過すると老化現象が出はじめる。
「最近、なんか遅いみたい!」大半の原因は積載オーバー。物質なら目に見えるので自分の無茶に気がつくがパソコンの場合は、見えないせいか無関心なユーザが多い。
パソコンの処理速度を遅くしている原因:
原因 |
症状 |
| 常駐ソフトが多い |
メインメモリの余裕がなく速度低下 |
| メモリリーク |
アプリを同時に多く開けなくなる |
| 高解像度の壁紙 |
システムリソース不足 |
| ハードディスクの空き容量不足 |
ハードディスクのパフォーマンス低下 |
| フラグメンテーション |
ハードディスクのパフォーマンス低下 |
| レジストリの肥大化 |
起動、終了に時間がかかる |
| システムの旧式化 |
OS全体のパフォーマンス低下 |
| 物理メモリが少ない |
スワップが発生する |
(常駐ソフト)
画面右下に小さいアイコンが10個以上並んでいる人は結構多いのでは?その内、自分が必要で使っているソフトは幾つあるかな?ここに並んで表示されているソフトを「常駐ソフト」と言う。常駐ソフトはメモリ喰い。
(メモリリーク)
ソフトを同時にいくつも起動したり、起動と終了を間繰り返すことによって起こる症状。
電源の入り切りで簡単になおる。
(フラグメンテーション)
ハードディスクの中に保存されるデータの並びが、デコボコになると発生する状況。タンスの整理に似ているよ。年に数回、デフラグツールを使うと解消される。
(レジストリの肥大化)
ソフトのインストール状態など大事なデータがレジストリという場所に記録される。WindowsXPになってからは、自動的に管理(整理)されているが、Windows95、98、Meでは自分でメンテナンスが必要。「最近Windowsの起動がやけに遅いなぁ」という場合は、大抵がここの不具合。この肥大化を整理してやることにより劇的な結果を得ることが多い。
レジストリの修復は、ちょっと難しいので詳しい人にやって貰おうね。
バイバイ!
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